1日の大半を家で過ごす生活も一ヶ月ほどになった。
早く壁に掛けたいと思っていた絵も飾れたし、要らない物を売りそのお金で欲しい物を買う。部屋も綺麗に保てるし、睡眠時間も十分。好きな時に好きな音楽を聞き、本も今まで以上に読むことができている。
楽しんでいる。けれどそれでも充実してるとは言えない。はて。
一人で過ごすのが好きな自分にはぴったりのライフスタイルかと思いきや、なんだか体の半分が空虚だ。脳みそも冷たく静まり返っているように感じる。
時間はあるからここに何か書きたいこともあるような気もするし、何もないような気もする。
これほどまでに、外を歩き電車に乗り、たくさんの見知らぬ人間とすれ違うという一つ一つの出来事が自分に刺激を与えていたとは。
毎日化粧もしなけりゃブラジャーもつけない。気付けば腕毛も長いなあ。
そんな牧歌的な生活を送る自分を今日は遊びに誘った。
レフ板替わりに白いカーテンを取り外して床に広げ、最近ネットで買ったが着る機会を先延ばしにされているワンピースを着て、フィルムカメラのセルフタイムであっちゃこっちゃ往復して撮ったり、動画を撮影したりした。
十分に楽しんで遊べたからまたやろう。
いつか今日の事を思い出し笑いできるように健やかに過ごしたい。